ベトナム電力グループ(EVN)と独シーメンス・グループはハノイ市で22日、電力開発に関する協力覚書(MOU)を締結した。同覚書の有効期限は5年、その後、双方の合意の下で延長が可能。
今回の覚書によると、シーメンスはEVNが展開する各発電所向けに最新の設備・技術を提供する。さらに、情報交換や人材育成、財務面でも協力していくという。
シーメンスはこれまで20年に亘り、EVNと共同でベトナムにおいて、エネルギー開発に当たってきた。両社がこれまで手掛けた案件は、◇第1バリア火力発電所、◇第1・第2フーミー火力発電所など。この他にも数多くの変電所建設や施設設置などで協力してきた。
なお、シーメンスは現在、ベトナムで20か所の発電所、数百か所の変電所向けに設備を供給しており、総出力3500メガワットの創出に貢献している。